日本相撲協会は22日、大相撲初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、元大関・朝乃山(高砂)が9…
日本相撲協会は22日、大相撲初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、元大関・朝乃山(高砂)が9場所ぶりの再入幕を果たした。
朝乃山は幕内だった昨年7月の名古屋場所の取組で左膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがを負い、今年の初場所まで3場所連続で全休した。春場所は三段目で復帰して優勝。幕下でも2場所連続で勝ち越し、再十両の秋場所で12勝。西十両4枚目の先場所でも12勝を挙げていた。
2021年には新型コロナ感染対策ガイドライン違反により、番付を大関から三段目まで落としたが、23年夏場所で返り咲きを果たした。今度は大けがで三段目転落を経験したが、再びはい上がった。幕内→三段目→幕内の再起を2度遂げたのは、朝乃山が史上初。不屈の精神を幕内の土俵でも表現していく。