オリックス古田島成龍投手(26)が21日、大阪舞洲の球団施設で術後初めてブルペン投球を行った。9月11日に右肘クリーニン…
オリックス古田島成龍投手(26)が21日、大阪舞洲の球団施設で術後初めてブルペン投球を行った。9月11日に右肘クリーニング手術、右肘尺骨神経移行術を受け、3カ月が経過。捕手を立たせて20球を投じ、最速は140キロを計測した。「もっとバラつくかなと思ったんですけど、球速もそこそこ出て、順調かな。まずブルペンに入るというのは一つ上がることだと思うので、やっと始まったなという感じ」と手応えを明かした。
リハビリ期間をへて進化する。間合いやグラブの位置、トレーニング方法など、力まずに投げるための新たな取り組みも導入。試行錯誤の中でもブレずに追求するのは「直球の質」だ。「平均球速も上げていきたいし、やっぱりボールの質は求めていきたいところ。真っすぐにこだわりを持ってやっていきたい」と力を込めた。
1年目の24年には50試合に登板して防御率0・79をマークした右腕。今後は年明けに捕手を座らせての投球、2月の春季キャンプ終盤に実戦形式を見据える。決して焦らず、1軍完走へ。「投げられるところを見せて、もう1回信頼をつくっていかないといけない。1軍でけがなく戦い抜くというのをまず目標に」。再びフル稼働すべく、着実に歩みを進める。【村松万里子】