プロ野球ヤクルトからポスティングによる大リーグ移籍を目指していた村上宗隆内野手(25)が、ホワイトソックスと2年契約で…
プロ野球ヤクルトからポスティングによる大リーグ移籍を目指していた村上宗隆内野手(25)が、ホワイトソックスと2年契約で合意したと21日(米国時間)、複数の米メディアが報じた。
村上は11月7日にポスティングを申請し、今月22日(日本時間23日)までが交渉期間となっており、ぎりぎりでの合意となった。
大リーグ公式ホームページなどによると、契約内容は総額3400万ドル(約53億円)。
ホワイトソックスは今季ア・リーグ中地区の最下位。近年成績低迷が続いており、村上はチーム再建を託されることになる。
ホワイトソックスではかつて、今季までヤクルトの監督を務めた高津臣吾氏もプレーしたことがある。
村上は史上最年少の22歳で三冠王に輝いた2022年のオフに、将来的な大リーグ行きの希望を表明。同年12月に3年契約を結んだ際に、契約が満了となる25年シーズン後の大リーグ移籍を球団からも認められていた。
24年12月にも村上は「来季(25年シーズン)は日本でやる最後のシーズンになると思う。ヤクルト球団にはすごく感謝しているので、最終的には皆さんが笑顔で背中を押してくれるような成績を残したい」と話していた。
村上は熊本・九州学院高から2017年秋のドラフト会議でヤクルトから1位指名されて入団。8年目の今季は脇腹のけがで出場56試合にとどまったが、リーグ3位の22本塁打を放った。
日本での通算成績は892試合出場、843安打、246本塁打、647打点、通算打率2割7分。(堀川貴弘)