◆フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 最終日(21日、東京・代々木第一体育館) 女子フ…
◆フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 最終日(21日、東京・代々木第一体育館)
女子フリーが行われ、ショートプログラム1位から出た坂本花織(シスメックス)が154・93点、合計234・36点で優勝。1985年から8連覇した伊藤みどり以来、5人目の5連覇を達成し、26年ミラノ・コルティナ五輪代表に内定。日本女子では史上初めて、3大会連続の五輪出場を決めた。
現役引退を表明し臨む今季。18年平昌は6位、22年北京五輪が銅。団体銀メダルにも貢献した。25歳となった日本女子のエースは「中途半端に2年、3年とやるより、いい区切り。次(30年五輪)を目指すとしたら29歳なので、不可能」と決断。フリー「愛の賛歌」は12年前、鈴木明子さんが舞って憧れたプログラムに決めた。GPファイナルは3位など苦杯もなめたが、全日本で有終V。全日本最後の演技をファンに届けた。
今大会の優勝者は一発内定となり、20日に優勝を決めた男子の鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大=とともに、坂本が代表権を獲得した。男女とも残る2人は、この日、日本連盟の強化部で候補が決まり、理事会と選考委員会をへて決まる。
チームジャパンのエースとして、ミラノに乗り込む坂本。掲げる目標は複数の「銀メダル以上」だ。最後の五輪で、最高の結果を残す。