「江戸の祭典」(21日、江戸川) 1号艇の飯山泰(47)=東京・81期・A1=がインからコンマ15のトップSを決めて逃…

 「江戸の祭典」(21日、江戸川)

 1号艇の飯山泰(47)=東京・81期・A1=がインからコンマ15のトップSを決めて逃げ快勝。通算49回目、江戸川では10回目の優勝を飾った。差してバックで伸びた是沢孝宏(滋賀)が権藤俊光(大阪)に競り勝って2着、権藤は井上忠政(大阪)を抑えて3着だった。

 2023年12月の戸田・デイリースポーツ杯ゴールドカップ以来、約2年ぶりの優勝を決めた飯山。「しばらく勝ってないなと思っていたのでホッとしました」と静かに喜びをかみしめた。

 レースは山口達也(岡山)と井上のセンター勢がチルト2に跳ねて一撃勝負にかけて来たが「Sさえ行けば大丈夫だと思っていた。1Mは(外を)見ないようにして音だけ聞いていた。今節はいい調整できた。エンジンがしっかりしてて余裕があった」と横綱相撲で寄せつけなかった。

 創設された「江戸の祭典」の第1回チャンピオン。「初代になれてうれしいです」と顔をほころばせ、江戸川の優勝も2桁の大台に到達。「石渡鉄兵さん(東京、26回)には遠く及ばないけど、尊敬する鉄兵さんの跡をたどって行けるように頑張りたい」と前を向く。当地には来年の周年(26年2月18~23日)で再び登場する予定だ。