サッカー元日本代表で16日にオランダ1部アヤックスへの加入が発表されたDF冨安健洋(27)が21日、成田空港に帰国し取…

 サッカー元日本代表で16日にオランダ1部アヤックスへの加入が発表されたDF冨安健洋(27)が21日、成田空港に帰国し取材に応じた。

 2026年6月末までの短期契約で、来年のW杯北中米大会も視野に入っている。「W杯もありますし、少しでも出場時間を伸ばさないといけない。クラブの競争に勝って出場時間を伸ばしていきたい」と決意。リハビリ期間、優勝を掲げる日本代表の戦いも確認していたといい「僕もW杯の舞台に立って、優勝に貢献できれば」と復活へ意気込んだ。

 23年に右膝を手術。今年2月に再び手術を受けて、24~25年シーズンの公式戦出場は1試合に終わり、双方合意の上で契約を解除していた。長いリハビリ期間は「長かったですけど、最後の数カ月は逆に早かったというか、一気に軌道に乗ればグッと来たという感じ。サッカーをする楽しさ、喜びだったりを改めて感じられる期間でしたし、あとはたくさんの人に支えられて、街中に会うサポーターからも『待ってるよ』と言葉をもらいながら生活できたので、いいものを得られた期間だった」と振り返った。

 7月にイングランド・プレミアリーグのアーセナルを退団し、無所属となっていた。アヤックス加入経緯について「熱量が高く、僕のことを信頼していると感じた」と話した。

 最短で来年1月の実戦復帰を目指していく。日本代表として、来年3月のイングランド戦も「もちろん目指している。そこでイングランドと対戦できたらおもしろいですよね」と力を込めた。