◆プレミアリーグ第17節 ブライトン0-0サンダーランド(12月20日、英国・ブライトン・ファルマー・スタジアム) 英国…

◆プレミアリーグ第17節 ブライトン0-0サンダーランド(12月20日、英国・ブライトン・ファルマー・スタジアム)

 英国ではプレミアリーグ第17節が20日、8試合行われ、日本代表MF三笘薫(28)所属のブライトンはホームで今季チャンピオンシップ(英2部リーグ)からの昇格組ながら現在8位に健闘するサンダーランドと対戦。先週のリバプール戦で途中出場し、77日振りの復帰を果たした三笘はこの試合もベンチスタートとなった。

 「点を取るだけですね」。0-0で折り返した後半19分にデ・カイペルのサブとしてピッチに登場した三笘が意識したのはゴールだけだった。

 なかなかボールに触れなかった。しかし同25分、左サイドでボールを受けると、細かいタッチのドリブル見せて相手を翻弄し、最終ラインを突破。折り返しクロスを放ち、見せ場を作る。

 さらには後半31分、ベテラン・ミルナーからの縦パスに鋭く反応して最終ラインの裏に抜け出すと、左足をダイレクトに合わせて折り返しのクロスを放ち、あわやの場面を作った。

 9月20日のトットナム戦以来、ちょうど3か月振りのホーム戦だった。前半23分にピッチ脇で三笘がウォームアップを始めるとすかさずサポーターがチャントを叫んだ。

 そして三笘が登場した後半19分にはエースのホーム復帰をサポーターがスタンディング・オベーションで迎えた。

 「あれだけの歓声もらった」と三笘。しかしアウェー戦でサンダーランドが人数を最終ラインに集めてガッチリと守りを固めて

ゴールレスで終わった試合には「(声援に)プレーで返さないといけなかった.期待外れと思います」と話して、口を真一文字にしめた。

 この試合も前節に続き30分程度のプレーに終わったが、来週の土曜日27日はアウェーでアーセナル戦。さらに30日にはウェストハムとのアウェー戦が続く。 

 三笘はそんなハードなプレミア特有の年末年始のスケジュールにも「スタメンで出れるぐらいに持っていかないといけないと思います。やっぱり連戦で全員の力が必要なので。勝利から今遠ざかっているので、どんな形でも、しっかりと勝たないといけないと思います」と話して、1日も早い完全復調を誓っていた。