◆りそなB2リーグ第14節 静岡79―73岩手(20日、静岡市中央体育館) ベルテックス静岡が岩手との第1戦を79―73…

◆りそなB2リーグ第14節 静岡79―73岩手(20日、静岡市中央体育館)

 ベルテックス静岡が岩手との第1戦を79―73で制し、連敗を11で止めた。昨季に続き、前節から特別指定選手として加入したPG山本愛哉(21)が途中出場でチーム最多、キャリアハイとなる18得点、5アシストで攻撃をけん引。ホームで3勝目、静岡市中央体育館で今季初勝利を挙げた。

 年内最後のホーム2連戦の初戦で、暗いトンネルから抜け出した。163センチの司令塔が第4クオーター終盤の大事な場面で3点シュートを2発沈めるなど、大黒柱的な活躍だ。「大事な場面でコートに立っている以上、打つシュートは決めるつもりでいる。決め切るところで決められたのは良かった」と笑顔を見せた。

 今季初の連勝を懸けて21日は第2戦が行われる。「このチームはどこにも勝てると思っている。この勢いでさらにステップアップしていきたい」。けがから復帰初戦だったPFクリス・エブ・ンドウ(32)も16得点と躍動。役者がそろってきたベルテが、ここから巻き返しを図る。

 〇…ベルテックスの試合会場ではウエスタン・リーグくふうハヤテの池田省吾球団社長や選手がコラボ弁当を販売した。ベルテとハヤテ、清水桜ケ丘高がタッグを組んだ企画で、雨の中、観客に売り込んだ。試合前にアリーナであいさつした同社長は「色々お騒がせしていますが、来季もやるので球場に来てください」と、ネーミングライツの騒動を引き合いに出して呼びかけた。