中日井上一樹監督(54)が来季7シーズンぶりのチーム年間500得点超えを目指す。20日、岐阜県可児市での野球教室に参加し…

中日井上一樹監督(54)が来季7シーズンぶりのチーム年間500得点超えを目指す。20日、岐阜県可児市での野球教室に参加した。これが年内最後の公式の場で、契約に大筋合意しメディカルチェック待ちのメジャー通算算164発の右の大砲ミゲル・サノ内野手(32)にもはじめて言及した。

井上監督 バンテリンが狭くなる、ホームランウイングができるところで、得点能力はたぶんみんな期待しているでしょうから、そこに対して長打を打てる打者がほしいというところで獲得にね。パワーはある。あとは日本の野球に慣れるかどうか。

サノの守備は三塁、一塁が予想されるが、獲得後にキャンプで実際に動きを見て決める。一塁の場合は今季一塁を守ったジェイソン・ボスラー外野手(32)が別のポジションとなるが「あいつは器用だから、ちょっと外野行けと言っても守れる」と三塁、外野と幅広く守らせる考えだ。

外国人の補強も「これ以上はちょっとないかな」と、サノが無事に契約すれば完了となりそうだ。ホームランウイング新設に強力助っ人の加入で「点数、500を目指す」とチームの年間得点500越えを掲げた。

今季はリーグワーストの403得点。510得点でトップのDeNAとは100得点以上の差がある。24年、23年は300点台で、来季500得点超えなら19年の563得点以来7シーズンぶりとなる。両外国人や今季20本塁打の細川成也外野手(27)、17本塁打の上林誠知外野手(30)らを中心に打てる井上ドラゴンズでAクラス入りを狙う。【石橋隆雄】

◆中日の近年の年間チーム得点

25年 403点<6>

24年 373点<6>

23年 390点<6>

22年 414点<6>

21年 405点<6>

20年 429点<6>

19年 563点<5>

○数字はリーグ順位