＜SBSカップ国際ユースサッカー：静岡ユース2－1オーストラリア代表＞◇20日◇2日目◇藤枝総合運動公園サッカー場静岡ユ…
＜SBSカップ国際ユースサッカー：静岡ユース2－1オーストラリア代表＞◇20日◇2日目◇藤枝総合運動公園サッカー場
静岡ユースが、2－1でU－18オーストラリア代表に競り勝った。FW釜下諒（18＝東海大静岡翔洋）が、チームに勢いを与える貴重な先制点をマーク。今大会初勝利に貢献した。
開始早々の前半2分だった。右CKのこぼれ球に反応。体を反転させながら、左足でネットを揺らした。「こぼれ球は常に狙っていて得意な形。チームとして決定力が1戦目の課題になっていたので、試合の入りで自分が決められて良かった」。歓喜の輪の中心で満面の笑みを浮かべた。
所属先の東海大静岡翔洋では今季、プリンスリーグ東海で得点ランキング3位の16得点を記録。活躍が評価されて、高校では初めての県選抜に招集された。同じ前線には、J1清水トップ昇格内定のMF土居佑至（18＝清水ユース）や既にJ2磐田とプロ契約を結ぶMF石塚蓮歩（18＝磐田ユース）、J2藤枝内定のFW山崎絢心（18＝富士市立）らが名を連ねる。
「周りにはプロ内定者もいる中で、いかに貢献するかをベンチの時も考えていた。こうやってチャンスをもらった時にゴールで勝利に貢献できてうれしい」と釜下。2戦目で訪れた先発起用に結果で応えた。
21日に行われる大会最終日では、ここまで2戦全勝のU－18スペイン代表と対戦する。卒業後は静岡大に進学するストライカーは「自分たちが勝る部分は、どこかしらにあると思う。隙を突きながらプレーをして、きょうみたいに勝利をつかみたいと思う」と目を光らせた。【前田和哉】
