植中朝日選手のインスタグラム(@asahi_uenaka1101)よりパリ五輪代表としても名を刻んだ植中は、2025シー…
パリ五輪代表としても名を刻んだ植中は、2025シーズンに横浜FMでリーグ戦33試合に出場し8得点4アシストを記録した。特にシーズン終盤の4試合連続ゴールは圧巻で、一時は降格圏に沈んだチームを残留へと導く原動力となった。本来はストライカーとしての起用が多かったが、今季はトップ下やインサイドMFとしてもプレーの幅を広げ、攻守両面で献身的な姿勢を見せた。
横浜FMには2023年に長崎から完全移籍で加入。加入1年目は3得点にとどまったが、2024年にパリ五輪出場を経て飛躍のきっかけをつかんだ。特にACLでは準決勝の蔚山現代戦で2ゴール、決勝のアル・アイン戦でもゴールを決め、国際舞台でもその才能を証明してみせた。横浜FMでの3年間でJ1の優勝争いやACL決勝という大舞台を経験し、24歳にして豊富なキャリアを積み重ねてきた。
イェンス・ウィッシング新監督を迎えるG大阪は、ACL2で決勝トーナメント進出を果たしており、アジア制覇を視野に入れる。今季リーグ53得点と攻撃力は高かったものの、チーム最多得点者は8ゴールの宇佐美貴史にとどまっており、攻撃の軸となるストライカーの補強が課題だった。植中の加入により前線の厚みが増し、タイトル獲得へ向けた態勢が整いつつある。本人も「青黒のユニフォームを着て、タイトルを獲る為に、多くのゴールを決めチームの勝利に貢献したい」と新天地での決意を語っている。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
