パリ五輪柔道女子48キロ級金メダリストの角田夏実が18日、TBS系で放送された「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」…
パリ五輪柔道女子48キロ級金メダリストの角田夏実が18日、TBS系で放送された「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」に出演。木更津総合女子柔道部と対戦し見事に5人抜きを達成したが、金メダリストに全力で挑んだ高校生の姿が視聴者の感動を呼んだ。
茂原北陵の初心者部員に扮し、特殊メイク&マスク、白帯姿に扮した角田。団体戦前の練習ではストレッチ段階で「初心者なんで…」と相手をあざむき、打ち込みでは「何をやっていいかわからない」とイスに座って見学していた。
だがいざ試合になると先鋒、次鋒に対して巴投げを封印して撃破。中堅戦で伝家の宝刀・巴投げから素早く腕ひしぎ固めに移る黄金のコンビネーションを繰り出すと、木更津総合の生徒も「角田夏実じゃね?」と気づいた。
副将の佐藤りず夢は57kg級千葉県王者でインターハイ出場の実力者。2階級上の相手に角田はついにマスクを取り、身バレした。それでも佐藤は目を輝かせながら臆することなく角田に挑んだ。最終的には一本負けしたが、その姿勢に審判を務めた監督も思わず笑みをこぼした。
そして大将戦。若林美優は48kg級千葉県王者で、21歳以下の国際大会での優勝経験を持つ。全日本強化指定選手にも選抜され、試合では角田の巴投げをとっさの判断で防ぐなど善戦。最後は角田が不利な体勢から巴投げを決めて合わせ技一本となったが、2人の奮闘ぶりが視聴者の好感を呼んだ。
ネットでは「角田夏実vs木更津総合高校の柔道が面白すぎた」「ドッキリ系バラエティ超えてた。副将と大将の高校生2人、佐藤りず夢選手、若林美優選手すばらしい」「大将の子の成長が楽しみ」「最初は角田夏実の5人抜きを応援してたけど後半は対戦相手の高校の子にも頑張ってほしい気持ちが芽生えててどっちにも『頑張れ』ってなってた」「何年後かに、モニタリングで角田夏実に巴投げかけてた子やん!てなりそう!」と反響の声があがった。
同校のホームページでも「金メダリストに果敢に挑戦した本校の生徒たちは、本当に立派でした。一方、高校生とはいえ、県下屈指の強豪5人に勝ち抜く、角田さんのスタミナとパワーに脱帽しました。高校生を格下と見ずに、ひた向きに勝負に臨む姿に強さの秘訣がある、と確信する名勝負でした」と紹介。ウルフ・アロンの的確でユーモアに富んだ解説も重なり、釘付けになった視聴者も多かった模様だ。