「大相撲・冬巡業」(19日、小田原アリーナ) 角界一の“プロレス通”で知られる幕内若元春(32)=荒汐=が、スターダム…

 「大相撲・冬巡業」(19日、小田原アリーナ)

 角界一の“プロレス通”で知られる幕内若元春(32)=荒汐=が、スターダム上谷沙弥が女子レスラーとして史上初めて「最優秀選手賞(MVP)」に輝いたことに「いい選考だったんじゃないかなと思いますね。竹下幸之介選手、OZAWA選手も今年素晴らしかった。ただ、地上波のテレビに出て、プロレスを世間に広めた功績は大きい」と語った。

 スターダムの会場で観戦したこともあり「プロレス自体のクオリティも高い」と語った若元春。「プロレスファンが増えてくれれば、ファン冥利に尽きます」と支持した。

 来年は今年に続き、新日本の1・4東京ドーム大会を観戦予定。STRONG女子王者・上谷はIWGP女子王者・朱里と対戦。ヒール転向後では、初めて上谷の試合を生観戦する。

 一方、プロレス大賞の技能賞に輝き、同大会で現役を引退する棚橋弘至には「新日本だけでなくプロレス界の顔。いつも主人公の輝きを持っている」と敬意を口にした。オカダ・カズチカとのラストマッチに向け「年齢を重ねて、コンディションが苦しくなっても、輝きを保ったまま走り続けたことは、本当にすごいですね」と語った。

 棚橋は中邑真輔、オカダ、内藤哲也、武藤敬司など、数多くの名勝負を残した。若元春は「僕はライバル関係の物語が好きなので、同世代である中邑選手との戦いは印象に残っています。IWGP、G1…全て素晴らしい勝負で、一つには絞れません」と話していた。