「フィギュアスケート・全日本選手権」(19日、国立代々木競技場) 26年ミラノ・コルティナ五輪の最終選考会が開幕し、女…
「フィギュアスケート・全日本選手権」(19日、国立代々木競技場)
26年ミラノ・コルティナ五輪の最終選考会が開幕し、女子ショートプログラム(SP)が行われ、今季限りでの現役引退を表明している22年北京五輪代表の樋口新葉(24)=ノエビア=は69・47点で8位につけた。
右足甲の負傷に苦しんできた今季だったが、大一番にしっかりと合わせきた。冒頭のダブルアクセルを決めると、続く3回転サルコー-3回転トーループも成功。最後の3回転ルッツも鮮やかに決めた。演技後は力強く両拳を握ってガッツポーズ。何度も喜びを噛みしめながら、観客の声援に応えた。
演技後は「自分のできる演技ができた。最後悔いなく終わりたいという気持ちだけで滑っていた」と振り返り、足の痛みについては「痛みはあるけどやるしかないと思って滑った。メンタル的にもキツかったけど、やり切ることを達成する気持ちでできた」と、うなずいた。運命のフリーに向けて「今までやってきたことを出し切りたい」と見据えた。