大相撲の冬巡業が19日、神奈川・小田原市で行われた。東前頭5枚目・義ノ富士(伊勢ケ浜)は今年の漢字一字に「跳」をあげた…
大相撲の冬巡業が19日、神奈川・小田原市で行われた。東前頭5枚目・義ノ富士(伊勢ケ浜)は今年の漢字一字に「跳」をあげた。その理由を「番付を跳ね上がることが出来た」と明かした。今年は初場所を幕下で迎えると、4勝3敗で勝ち越し、新十両を決めた。十両で2場所連続優勝し、名古屋場所で新入幕を果たすといきなり敢闘賞と技能賞を受賞した。九州場所では金星を挙げ「90点をつけても良いかな。金星も三賞も取れた。あとは優勝と三役昇進だけ」と胸を張った。
九州場所では9勝6敗。幕内上位で迎える来年初場所(1月11日初日、東京・両国国技館)の成績次第では同春場所での三役昇進が狙える。初場所は「かなり大事な場所になると思う」と静かに闘志を燃やしていた。
この日は相撲を取る稽古を行い圧力のある関脇・王鵬(大嶽)に負けじと寄り切るなど奮闘した。先月30日から始まった巡業はこの日を終えて残り2日。「夏巡業は暑かったが、今回も長くやってきたな」としみじみ。ほかの部屋の関取と特訓を重ね、22日の番付発表から三役昇進に向けた本格的な調整を始める。