【ドーハ(カタール)18日=金川誉】カタールの地方組織委員会(LOC)は、欧州選手権王者と南米選手権王者が対戦する通称…

 【ドーハ(カタール)18日=金川誉】カタールの地方組織委員会(LOC)は、欧州選手権王者と南米選手権王者が対戦する通称「フィナリッシマ(Finalissima)」をカタールのルサイル・スタジアムで開催すると発表した。開催日は2026年3月27日を予定。欧州王者のスペインと、南米王者のアルゼンチンによる大陸王者同士の一戦となる。

 アルゼンチンにとっては、会場となるルサイル・スタジアムは、フランスを下して36年ぶりの優勝を果たした22年カタールW杯決勝の舞台への再訪に。カタールのスポーツ・青年大臣でLOC会長のハマド・ビン・ハリーファ・ビン・アフマド・アール・サーニー氏は「2国の王者を迎えることを誇りに思う。カタールの世界的なスポーツイベント運営能力に対する、パートナーからの信頼の証である」とコメントした。

 カタールでは今年11月より、U―17W杯、U―23ガルフ杯、アラブ杯、インターコンチネンタル杯と複数の大会を同時並行で開催。UEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンデル・チェフェリン会長は「この試合は2つの大陸の統合を象徴し、サッカーのグローバルな広がりを示すものだ」と語り、CONMEBOL(南米サッカー連盟)のアレハンドロ・ドミンゲス会長も「単なる競技を超えた、連盟間の協力と尊敬の象徴である」とコメントした。