<インタビュー:一問一答 1>男子テニスの錦織圭(35=ユニクロ)が18日までにWOWOWのインタビューに応じ「2025…

<インタビュー:一問一答 1>

男子テニスの錦織圭(35=ユニクロ)が18日までにWOWOWのインタビューに応じ「2025年シーズン」の振り返りと「2026年シーズン」に向けた意気込みなどを語った。11月の「横浜慶応チャレンジャー」で約3カ月ぶりに実戦復帰。3試合を戦い抜き、ベスト8で今年の戦いを終えた。

年明け1月18日には26年最初のグランドスラム(4大大会)「全豪オープンテニス」の開幕が控える。

現在、世界ランキング156位の錦織は予選からの出場が濃厚となっている。

一問一答(1)は次の通り。

-シーズン最終盤の横浜慶応チャレンジャーに出場したが、今の体の状態は?

「今は、悪くはないですけど、痛みとは戦っています。練習しつつ、トレーニングもしっかりとやっているので、全豪までには治ってくれれば、と思っています」

-2025年シーズンを終えて、どのような心境か?

「1月の(ATP250)香港は、いいスタートで決勝までいきましたけど、そこからはあまり試合にも出ていないので記憶が飛んでいます。唯一、覚えているのは(5月のATP250)ジュネーブのハチャノフ戦です。その試合は、久しぶりに『楽しいな』とか『何を打っても入るな』という感覚が戻りました。そこから腰を痛めてしまったので、それが結構苦しかったですね。やっと自分の中の気持ちとテニスの内容が戻ってきたと思ったところだったので、そこで離脱しなければならない状況が自分の中で『戦う場面』でした」

-調子がいい時はオーバーワークになりがちで、けがにつながりやすいのか?

「よくありますね。そういう時こそ、より体も動いて無理な動きもしてしまうので、調子に乗らないように気をつけなければいけないと思います。自分のテニス人生の中で何回かはありました」

-1月の香港で準優勝した時の調子は?

「もちろん、うれしいことはうれしいですけど、自分の中ではトップ20、30の選手を倒したとはあまり思わないようにしました。と言うのも、コートがめちゃくちゃ速く、イレギュラーな大会ではあったので、すごく自信になったというわけではないですが、決勝まで戦うことができたことは評価しています」

-1月の全豪オープンでモンテーロに勝利した。5セットマッチはどう感じたか?

「あの試合も大変でしたね(笑い)。香港を終えて(体への負担が)きていたので、なるべく回復させようというところでした。自分のプレーも良かったですけど、モンテーロのフォアハンドをはじめとするパワフルなテニスに押されてしまいました。(2セット先取され)あのようなところから逆転するのが自分だな、と思います。最初はペースをつかむのが遅いけど、最終的には勝つという、久しぶりに自分の試合ができたと思います」

-フルセットではなく、ストレートで勝利したい気持ちも当然ある?

「もちろんストレートで勝てれば、それが一番いいです。どうしても気の緩みなどがあったり、相手がいるスポーツなので、なかなか自分の調子だけでは結果が決まらないと思います。ファイナルセットにいっても落ち込まずに、気持ちをすぐに切り替えられるように、前から準備をしていたりします。気持ちの問題で最後まで戦うことができるかどうか決まるので、集中力を切らさないように意識しています。試合が長引くことによって、体への不安などを試合中に感じることもよくあります」(つづく)