先週11日に発表された有馬記念(12月28日・中山芝2500m)のファン投票、最終結果では41万5575票で第4位に…
先週11日に発表された有馬記念(12月28日・中山芝2500m)のファン投票、最終結果では41万5575票で第4位に支持されたメイショウタバル(栗東・石橋守厩舎)。春のファン投票レース、宝塚記念を勝っているので、ここは春秋グランプリ制覇の期待がかかる一戦。今朝18日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した直後のCW。馬が閑散としている時間帯にスマートサニーと入場。いつも通り、頭を横にしたフォームでキャンターに移り、向正面に入ったところから3馬身ほど後方から追走する形で流していく。見た目に速いラップかなと思ったが、実際はジグザグするラップで前半3Fはそれほど速くない。
最後の直線に向いて、内からあっさりと前を捕まえて抜け出してくる。そこから突き放すくらいの手応えは残っていたが、やはり併せ馬で派手に動くタイプではなく、抜け出したゴール前は少し頭が高いかなという印象。それでも2馬身ちょっと先着のゴールとなった。
時計は6F79.8〜5F65.1〜4F51.2〜3F36.5〜2F22.8〜1F11.4秒。この馬としては特筆するほどではないものの、陣営からもコメントが出ているように、落ち着いて走ることができているところが何より。宝塚記念は逃げ切り勝ちだったが、ここは同型の存在も気になるところだけに脚質面もポイントになりそう。個人的には追い切りの動きを見るかぎり、1頭で気分よく走ることでパフォーマンスが上がるタイプだと思っている。
(取材・文:井内利彰)