C.デムーロ騎手がカヴァレリッツォ(牡2、栗東・吉岡辰弥厩舎)で、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・…

 C.デムーロ騎手がカヴァレリッツォ(牡2、栗東・吉岡辰弥厩舎)で、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)の初制覇を狙う。

 C.デムーロ騎手はこれまで朝日杯FSに4回参戦。17年のステルヴィオ、21年のセリフォス、24年のミュージアムマイルで2着が3回もある。好成績だが、近2回は1番人気、2番人気だったので、本人にとっては「悔しい銀メダル」だったに違いない。

 今年のパートナーはカヴァレリッツォだ。2戦1勝のサートゥルナーリア産駒。8月の中京芝1600mのデビュー戦を1番人気に応えて5馬身差で圧勝した。続くデイリー杯2歳SでC.デムーロ騎手と初コンビ。アドマイヤクワッズとの一騎打ちの末、惜しくもアタマ差の2着に終わったが、GI級のポテンシャルを感じさせる走りでもあった。迎える今回はアドマイヤクワッズとの再戦。頼れる鞍上の継続騎乗でもあり、何としても雪辱を果たし、2歳王者の称号を手にしたいところだ。

 C.デムーロ騎手はこれまでにJRAのGIを5勝している。そして今年は自身初の仏リーディングも獲得し、誰もが認める世界的名手となった。兄のM.デムーロ騎手はこのレースで歴代最多タイの4勝を挙げているが、今年こそは弟も戴冠となるか。その手綱捌きに要注目したい。