楽天の宗山塁内野手が18日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1600万円の250%となる4000万で…

 楽天の宗山塁内野手が18日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1600万円の250%となる4000万でサインした。(金額は推定)

 今季は122試合に出場して打率・260、112安打、3本塁打、27打点を記録。ケガなく1年間を完走し、新人遊撃手としては44年ぶりとなるベストナインに選出された。

 球団からは「今年1年、貢献してもらったと評価してもらった」といい、「まずは1年間しっかりとやり抜いたこと、ケガなく戦い抜いたことが1番。いろいろな経験を1軍の舞台で、試合に出させてもらいながら経験できたことがよかった」と胸を張った。

 激動のルーキーイヤーだった。「思い返せば、最初は流れをつかむまで大変だった。そういう思いがある。いい経験をさせてもらった」と苦しい時も踏ん張り、1年間を離脱なく完走した。そして、「来年につながるシーズンだったと思う。どれだけ生かせるかが、球団への恩返しになる」と起用した首脳陣らを含めた感謝を胸に、来季以降も戦っていく覚悟だ。

 数字の面では「まだまだ」とキッパリ。規定打席到達も「自分の力だけではない」と言い切る。来季の目標へは「フルイニング出場」を掲げ、「今年以上の活躍をしたい。いろいろなことに挑戦したい。ベストナインを来年以降も受賞できるように。また遊撃というポジションで出る上で打撃タイトルを獲得するのは難しいことだと思うが、打撃タイトルを狙えるような選手になるイメージはしています」と意気込んだ。