サッカーJリーグの発展に寄与した選手や関係者を表彰する今季の「Jリーグアウォーズ」で、松江市職員の三原純さん(44)が…

 サッカーJリーグの発展に寄与した選手や関係者を表彰する今季の「Jリーグアウォーズ」で、松江市職員の三原純さん(44)が最優秀副審賞に輝いた。17日、上定昭仁市長に報告し、今後の意気込みを語った。

 三原さんはスポーツ振興課職員の傍ら、Jリーグの副審を務め、今季はJリーグ1部(J1)の20試合に出場。主審との絶妙なチームワークが評価されたという。

 この日は、11日にあった表彰式で贈られたガラス製の盾を持参。上定市長に見せ、「県サッカー協会や職場のサポートのおかげで成し遂げられた」と感謝の言葉を述べた。来季に向けて「試合一つ一つに全身全霊で取り組みたい」と語った。

 三原さんは、社会人1年目の2003年に審判員の初級クラスの資格を取った。選手経験はなく、大学時代に愛好家チームの練習試合で審判をしたのがきっかけだった。「やってみると楽しく、審判という支える立場で関わりたいと思った」

 11年に1級審判員の資格を取り、14年からJ1の副審を務める。「スポーツには、支えるという関わり方があることを知ってもらうきっかけになれば」と話した。(堀田浩一)