阪神の大山悠輔内野手(30)が16日(日本時間17日)、ハワイで“恩返しファースト”を誓った。シーズン中は“野球ファー…

 阪神の大山悠輔内野手(30)が16日(日本時間17日)、ハワイで“恩返しファースト”を誓った。シーズン中は“野球ファースト”だったが、感謝を伝える絶好の機会。「裏方さんも家族も、普段は見えない方々にも支えられていたんだなと改めて思う。感謝はすごくしないといけない」とかみしめながら話した。

 関西空港で行われた出発式から関係者の家族と顔を合わせた。「シーズン中、裏方さんと会うことはあるけど、その家族の方と会う機会はないので、特別な時間になる」。スタッフを支える存在にも感謝でいっぱいだ。

 一番ねぎらいたいのは愛妻。日頃からありがたみを感じつつ「負担というか、シーズン中は迷惑をかけていると思う。(それを)表に出さず、我慢してやってくれている。しっかり感謝を伝えたい」と、改めて“恩返し旅行”にするつもりだ。

 2年ぶりのハワイでも主役は自身ではない。2年前は家族の希望でダイヤモンドヘッドに登頂。「全部の時間がいい時間だった」と回想した。「いろんなことができればいいかな」と、今回もどこにでも付き合う心構えを口にした。

 ゆっくり過ごせる大切な5日間。「この機会が唯一のところ。いつもと違う時間になる」。慰労の思いを胸に、猛虎不動のファーストも家族ファーストで英気を養う。