阪神が16日(日本時間17日)、優勝旅行先の米ハワイに到着した。ホノルル・ワイキキのホテルでは午前中に歓迎セレモニーが…

 阪神が16日(日本時間17日)、優勝旅行先の米ハワイに到着した。ホノルル・ワイキキのホテルでは午前中に歓迎セレモニーが行われ、夜には祝賀会が開かれた。岩崎優投手(34)と坂本誠志郎捕手(32)は改めて優勝の喜びをかみしめ、来季以降もハワイに帰ってこられることを熱望。そのためにもNPBでは21世紀初となる、3度目の胴上げバッテリー実現を誓った。以下、岩崎と坂本との主な一問一答。

  ◇  ◇

 -ハワイは楽しみにしていたか。

 岩崎「家族が楽しんでくれたらいいなと思います。自分はついていきます」

 坂本「ほんとに自分よりも家族。1年間、お世話になった裏方さんにもゆっくりしてほしいなと思います」

 -支えてくれた方々への恩返しになる。

 岩崎「空港で集合した時とかも、裏方の方に『連れてきてくれてありがとう』みたいなことを言ってくれる人もいたので、やっぱり優勝して良かったなと思います」

 坂本「表にはなかなか見えない部分で、どれだけのことをしていただいているか、皆さんにも知っていただきたいぐらいです。この何日間で返せるようなものではないんですけど、少しでもそういうふうにしていただいて。たくさんの思い出をつくっていただけたらいいなと思います。まだ来たばっかりですけど、またこうやって来られたらいいなと思います」

 -岩崎が坂本におすすめする場所は。

 岩崎「買い物じゃないですか。いっぱい買い物したらいいと思います。高い買い物」

 坂本「買いたい物なんですかね。物価が高いので、節約します」

 -ハワイでは体を動かすのか。

 岩崎「前回はしました。今回も一応する準備はしてきました。肩を回しときたいなぐらいはあります」

 坂本「もう今すぐにでも動きたいです。早く動きたい。普段から動いている方だと思うんで、たぶん動いていない方がしんどい」

 -お互いの思うすごいところは。

 岩崎「いや、もうずっと出て、ずっと考えているんで。それはすごいな、頑張ってんなって。当たり前かもしれないですけどね。キャッチャーがしっかり考えてくれなかったら、ピッチャーはここまでの数字出てないと思います」

 -それを受けて。

 坂本「それを受けて!?ザキさんはなんかずっと投げてるなっていう感じで。僕が入ってきた時は先発で、途中から中継ぎで。ずっと見てきて、ずっと投げてんなって。だけど、いつもフラットで投げてくれる。そういうのがチームに与える影響もすごい。抑えてる時はガーっと、打たれる時は落ちたりって、(心の)中にはあるんでしょうけど。それは表に出さず、いつもマウンドに上がってボールを投げて帰るっていうスタイル。一番難しいことをずっと淡々としてるっていう。すごいと思います」