ヤクルトが、来年2月21日の巨人戦(沖縄セルラースタジアム那覇)でオープン戦の“開幕”を迎えることが17日、分かった。…

 ヤクルトが、来年2月21日の巨人戦(沖縄セルラースタジアム那覇)でオープン戦の“開幕”を迎えることが17日、分かった。池山隆寛監督(60)が指揮を執る新体制となり、2月の沖縄・浦添キャンプでチーム再建に取り組む中、まずはオープン戦でのG倒発進にチャレンジする。

 今季は借金22を抱えるなど低迷にあえぎ、リーグ最下位に終わった。2021年からのリーグ連覇後、直近の3シーズンでいずれも5位以下と歴史的な低迷期に入った。立て直しが不可欠な状況の中、来春キャンプで池山ヤクルトが重要な船出を迎える。

 課題は山積みだ。指揮官は「課題?全部よ」と覚悟を示す。今オフには日本を代表する主砲・村上がメジャーに挑戦するために空く、「4番・三塁」の大きな穴をどう埋めるのか。4番と三塁のレギュラー候補であるドラフト1位・松下(法大)の育成や台頭も大きな鍵を握る。「最少点で抑えて最少点で勝つという野球になってくる」と構想の一端を語っており、投手陣の整備も必須だ。2月中の実戦から新戦力を見極め、チーム状況を把握して26年に臨む。

 池山監督は、セのライバル球団について「上位5チーム。特に優勝した阪神、DeNA、巨人。みんなに胸を借りながら戦わないといけない」と語ってきた。まずはオープン戦初戦の「2・21」巨人戦で腕試しに挑む。