「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(17日、両国国技館) 正規王者の堤聖也(29)=角海老宝石=が暫定…

 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(17日、両国国技館)

 正規王者の堤聖也(29)=角海老宝石=が暫定王者のノニト・ドネア(43)=フィリピン=を判定で2-1(115-113、117-111、112-116)で下し、団体内王座統一に成功。通算成績13勝(8KO)3分けとした。

 世界5階級制覇のレジェンドをギリギリで退け防衛に成功した堤。中盤には強烈なパンチを浴びて大ピンチに陥ったが、顔を腫らしながらも執念で前に出続けて逆転に成功した。ドネアのパンチについて「やばかったっす。あれは。僕がいけなくなっちゃいましたから。僕がいけなくなるってなかなかだと思うんですよ。恐怖を与えるには十分なパワーがずっとありました」と振り返り、「鼻折れてますよね?これ?人間の正しい鼻してないです。ええ、折れてますねこれは。どっかのタイミングで鼻の空気の入りが悪かったので、あ、折れてると思って。折れてるなーと思いながら戦いました」と明かした。