金子真人オーナーがダイヤモンドノット(牡2、栗東・福永祐一厩舎)で、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI…
金子真人オーナーがダイヤモンドノット(牡2、栗東・福永祐一厩舎)で、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)の初制覇を狙う。
ディープインパクトやキングカメハメハ、アパパネやカネヒキリといった名馬で数々のGIを制してきた金子真人オーナー(名義は金子真人ホールディングス株式会社)だが、意外にも朝日杯FSは未勝利だ。前身の朝日杯3歳S時代も含め、これまでに7頭が挑み、10年のリベルタスの3着が最高着順。最近は出走機会がなく、直近が16年のクリアザトラック(7着)というのは意外な感じがする。
今年はダイヤモンドノットで実に9年ぶりの参戦を果たす。母のエンドレスノット、祖母のウィキウィキも自身が所有していた自家生産馬。勝ち上がりに3戦を要したものの、着実に力を付けてきた。前々走のもみじSはリリージョワに逃げ切りを許したものの、負けて強しの2着。そして前走の京王杯2歳Sで重賞初挑戦初制覇を果たした。C.ルメール騎手の継続騎乗も心強く、200mの距離延長さえクリアできれば、十分にチャンスがあるはずだ。
金子オーナーはこれまでにJRA平地GIを34勝している。そして何より凄いのは、未勝利のレースが高松宮記念、マイルCS、朝日杯FS、ホープフルSの4レースしかないということだ。「8頭目の正直」で朝日杯FSを初制覇となるか。福永祐一調教師に初のビッグタイトルをプレゼントするとともに、JRA平地GI完全制覇の偉業に一歩近づくことを期待したい。