「グランプリ・SG」(16日、住之江) レースの開催を前に、中央ホールでオープニングセレモニーが盛大に行われた。シリー…

 「グランプリ・SG」(16日、住之江)

 レースの開催を前に、中央ホールでオープニングセレモニーが盛大に行われた。シリーズ戦の42人、そしてグランプリメンバー18人が登壇すると場内の熱気は最高潮。足の踏み場もないほど埋まった会場のファンから、選手に向け大声援が注がれた。

 ボート界のエンターテイナー・西山貴浩(福岡)が「余命宣告された母親が、必死でグランプリまで戦ってくれました。次は息子が頑張ります」と闘病中の母親に熱いエール。「優勝して、日本一のおふくろにしてやりたいと思います」と親孝行を誓った。

 個性豊かな佐賀勢は、さまざまなパフォーマンスで会場を盛り上げた。グランプリ2冠の峰竜太(佐賀)は「もう一回だけ、僕の夢に付き合ってください」とV奪還を宣言。初出場の末永和也(佐賀)は「調子いいじゃん」と今年の大ヒット曲・M!LKの「イイじゃん」の歌詞を変えて初々しいダンスを披露。宮地元輝(佐賀)は「最高だよ。あと10年、ここに居座ってやる!」とレッドカーペットから気合満点。「しっかり最後まで仕事をしますので、オレを見ろ!」と闘志をみなぎらせた。

 獲得賞金ランクはトップで、セレモニーのトリを務めた茅原悠紀(岡山)は「みなさん、いらっしゃいませ」と恒例の絶叫でアピール。「今年1年分仕込んできました。今週は全部出します!」と頂上決戦での激走を誓った。