J1清水エスパルスのDF吉田豊(35)が16日、クラブのスポーツ振興活動の一環として、母校である富士宮市の富士根南小学…
J1清水エスパルスのDF吉田豊(35)が16日、クラブのスポーツ振興活動の一環として、母校である富士宮市の富士根南小学校を訪問した。小学6年生170人と給食をともにし、質問コーナーなどを通じて交流を深めた。
母校訪問は2年ぶり。体育館で行われた講演では、プロ選手になるために必要な要素や、これまで挫折をどのように乗り越えてきたかについて、自身の経験を交えて語った。児童からの質問コーナーでは「好きな食べ物は何ですか」と問われ、地元のB級グルメである「富士宮やきそば。あれにちょこっとだけマヨネーズをかけて食べるのがおいしいんだよね」と笑顔で回答。会場は和やかな雰囲気に包まれた。このほか、リフティングを披露したり、児童とパスを重ねたりする場面もあり、地元出身のプロサッカー選手のプレーに子どもたちの視線は釘付けとなった。
吉田は静岡県富士宮市出身。静岡学園高卒業後、甲府に入団し、清水、鳥栖、名古屋でのプレーを経て、2023年に清水へ復帰した。「僕だからできることもあると思う。講演中は子どもたちが真剣に話を聞いてくれるし、毎年続けたいですね。僕自身も刺激をもらえます」と語り、笑顔を見せた。(伊藤 明日香)