冬の中山開催を彩る牝馬限定のハンデ重賞、ターコイズS。トリッキーな中山マイルコースで行われる一戦は、例年難解なレース…
冬の中山開催を彩る牝馬限定のハンデ重賞、ターコイズS。トリッキーな中山マイルコースで行われる一戦は、例年難解なレースとなることが多い。今年も実績馬から上がり馬まで多彩なメンバーが顔を揃えたが、過去の傾向を紐解くと、前走からの距離変動や所属、年齢といった要素が好走への大きな鍵を握っていることが分かる。
1.前走同距離組の信頼度が抜群に高い
過去10年のデータを分析すると、前走から距離を変更して臨む馬が苦戦している傾向がある。今回距離延長となる馬は複勝率8.8%、複勝回収率36%と低調で、距離短縮組も複勝率17.1%、複勝回収率51%といまひとつ。対照的に、前走も今回と同じ1600mを使われていた馬は複勝率28.0%と安定しており、何より複勝回収率が157%と非常に高い数値を叩き出している。この距離特有のリズムを維持している組に妙味があると言える。
2.栗東所属馬が美浦所属馬を圧倒
東西の所属別成績には大きな偏りが見られる。美浦所属(関東馬)が複勝率11.7%、複勝回収率36%と大きく数字を落としているのに対し、栗東所属(関西馬)は複勝率25.3%を記録。さらに複勝回収率は123%と、ベタ買いでもプラスになるほどの好成績を残している。中山開催でありながら、輸送をクリアして参戦してくる関西馬の方が圧倒的に信頼度が高く、馬券の中心は関西馬から選ぶのがセオリーだ。
3.充実期を迎えた4歳馬に注目
年齢別の成績を見ると、4歳馬の好走率が突出している。その複勝率は28.3%に達し、複勝回収率も130%と優秀だ。一方で、過剰人気になりがちな3歳馬は複勝率15.9%、複勝回収率57%と期待値が低く、5歳馬も複勝率12.8%と苦戦傾向にある。キャリアを積みつつ若さも兼ね備えた4歳世代が、馬券的な妙味と好走率の両面で最も狙い目となる。
ジューンオレンジは前走ポートアイランドSで僅差の接戦を演じた。このレースからの参戦馬は過去のデータで複勝回収率140%と相性が良く、好データである前走同距離組、かつ栗東所属馬にも該当する。5歳馬ではあるが、複数の好走データを満たす今回は中心視できる存在だ。