申請期限最終日にFA行使を表明、一問一答「いろんな話を聞いてみたい」 日本ハムの増井浩俊投手が14日、札幌市内の球団事務…

申請期限最終日にFA行使を表明、一問一答「いろんな話を聞いてみたい」

 日本ハムの増井浩俊投手が14日、札幌市内の球団事務所で記者会見を行い、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することを表明した。長期契約を求めての決断。33歳右腕は宣言残留も視野に入れながら、他球団からのオファーを待つ。主な一問一答は以下の通り。

「この度、取得しましたFA権を行使して、他球団のお話を聞きたいということを球団の方にご報告させていただきました。本当にここまでいろいろ悩みましたが、せっかく取得したFA権をまず行使して、他球団の話を聞いてみたいと思ったので、こういう形に至りました」

――これまでの交渉で球団からはどんな話があったか。

「球団からは、残ってほしい、チームが勝つためには僕の力が必要だという風に言ってもらえているので、FA宣言はしますけど、残留も視野に入れて他球団の話を聞いてみたいと思っています」

――行使という決断に至った大きな理由は。

「プロ野球に入って、自分がFAを取れるまでになれると思っていなかったので、取れたということで、この機会にいろんな話を聞いてみたいと思ったので、行使することにしました」

――今日は申請期限最終日。相当悩んだのでは。

「球団からも残ってほしいというのが伝わってきたので、すごく迷いましたけど、宣言残留も認めてくれるということだったので、まず宣言して、ほかの話も聞いてみようと思いました」

「少しでも長くプロ野球の世界で野球をやってみたい」

――宮西選手や大野選手、矢野選手もFAを保持していたが、仲間の動向はどのように見ていたか。

「まず自分のことで頭がいっぱいだったんですけど、今後どうするのかなというのは気にはなっていました」

――相談などしたか。

「連絡を取り合って、どうした方がいいのかなというのは、このメンバーだけに関わらず、ほかの人にもしていました」

――これから他球団との交渉に入るが、一番重要視していくのはどんな点か。

「少しでも長くプロ野球の世界で野球をやってみたいと思うので、長い契約をいただけるというのが一番かなと思います」

――球団への思い、ファンへの思いは。

「プロ野球の世界で挑戦するチャンスを与えてくれましたし、本当にいろんな経験をさせてもらって、ここまで成長させてもらったので、球団には感謝していますし、ファンの皆さんも、いい時、悪い時ありましたけど、変わらずいつも温かい声援を送ってくれたので、本当に力をもらいましたし、感謝しています」(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)