東京Vユースが14日、高校年代最高峰の大会の「高円宮杯U―18プレミアリーグ EAST」の最終戦を行い、鹿島ユースに2…

 東京Vユースが14日、高校年代最高峰の大会の「高円宮杯U―18プレミアリーグ EAST」の最終戦を行い、鹿島ユースに2―4で敗戦した。

 前半6分に鹿島ユースのFW吉田湊海に先制点を決められると、後半25分までに4失点を許す展開に。それでも、ここから猛反撃を繰り広げ、同37分に中盤で縦パスを受けたFW仲山獅恩がドリブルから左足ミドルシュートを決めて1点を返すと、終了間際にMF下吉洸平が2点目。勝利で締めくくることは出来なかったが、小笠原資暁監督が「気持ちが強いやつが多い。サッカー選手の根底に、そのマグマみたいなものは絶対必要だと思うので、そういうのがある選手が多い集団。個が際立つというか、全員の気持ちが同じぐらい強いなと感じます」と評した最終学年の選手を中心に、東京Vらしさを示す内容でもあった。

 試合後、指揮官は「勝たせてやれなかったので、それが一番悔いが残る」と悔しさをにじませつつ、「4点食らったら普通は心折れそうなものですけど、それでもちゃんと返しにいったというのは誇らしかったですね」とたたえた。

 これで11年ぶりにプレミアリーグに復帰した今季の全日程を終え、8勝5分け9敗で12チーム中8位だった。残留こそ決めたものの、指揮官は「本当にどこも良いチームなので、1試合、1試合本当に難しいですけど、でも、もっと良い練習したら、もっと良いゲームができて、きっと優勝できたんじゃないかなという心残りがあります」と振り返った。