ドジャースは12日(日本時間13日)、メッツからFAになった抑えのエドウィン・ディアス投手と3年6900万ドル(約10…

 ドジャースは12日(日本時間13日)、メッツからFAになった抑えのエドウィン・ディアス投手と3年6900万ドル(約107億円)で合意したと発表した。交渉役となったアンドリュー・フリードマン編成本部長がロサンゼルスのスポーツ専門局「Sports net LA」のインタビューに応じ、獲得交渉の経緯を語った。

 ブルペン陣の補強が今オフの重要課題だったドジャース。その中でもメッツからFAとなったディアスは「最優先だった」という。

 だが「オフシーズンに入った当初は正直、そこまで現実的だとは思っていませんでした。関心は示して(代理人に)連絡は入れていましたが、『あまり時間を使いすぎないようにしよう』という感じでした」。獲得への手応えはあまり感じていなかったと明かした。

 ただ前所属のメッツが12月4日にデビン・ウィリアムズを3年契約で獲得したことを発表。フリードマン編成本部長は「状況が変わったのはデビン・ウィリアムズが契約したとき。2~3分後にエージェントに電話して様子を確認したところ、以前より少し前向きな雰囲気が感じられました。そこから本格的に動き始めた」。迅速なコンタクトが功を奏し「(週明けの)月曜の夜から火曜の朝にかけて『これは本当にチャンスがあるぞ』と感じるようになりました」と振り返った。

 そして「今回の契約がまとまりかけていたときに、YouTubeであの入場シーンの動画を流しながらテンションをあげていました。ホテルの警備から苦情がきたくらい」とのエピソードを明かしたフリードマン編成本部長。9日に米メディアによって一斉に合意が報じられた。

 入団会見に同席し、インタビュアーのキアステン・ワトソンさんから登場曲について問われると「ドジャースタジアムで最初の登場が本当に待ちきれませんし、どれだけの雰囲気になるのか、今からワクワクしています」と笑みを浮かべて語っていた。