現役ドラフトでヤクルトから阪神に移籍した浜田太貴外野手(25)が12日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。背…

現役ドラフトでヤクルトから阪神に移籍した浜田太貴外野手(25)が12日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は32。パンチ力が自慢の右のスラッガーは「不安はあったんですけど、強いチームにいけるというワクワク感がありました」と緊張した面持ちで移籍への素直な気持ちを口にした。

大分・明豊では2度、甲子園への出場経験を持つ。2年夏の大会では3試合で2本塁打を含む15打数9安打9打点、打率6割。「歴史のある球場ですし、浜風のある独特の球場だなと思います。打席は見やすい方かなと思います」。聖地を本拠地にするライバル球団への移籍は追い風だ。

ヤクルトではレギュラー定着できなかったが、本塁打は22年6本、23年には5本を放った。通算7年間で18本塁打の未完の和製大砲。愛称は「ハマ」「ハマちゃん」で呼ばれる。「まだ(本塁打は年間)2桁打ったことがない。まずは2桁打ちたい」。虎の浜ちゃんが新天地で目を輝かせた。

◆浜田太貴(はまだ・たいき)2000年(平12)9月4日生まれ、北九州市出身。明豊では2年夏に甲子園8強。18年ドラフト4位でヤクルト入団。19年9月25日中日戦で初出場。20年9月20日広島戦では球団史上最年少で先頭打者本塁打をマーク。通算255試合、18本塁打、53打点、打率2割1分2厘。177センチ、81キロ。右投げ右打ち。