Jリーグの年間表彰「Jリーグアウォーズ」が11日、横浜アリーナで行われた。功労選手賞には青山敏弘さん、伊東輝悦さん、柿…

 Jリーグの年間表彰「Jリーグアウォーズ」が11日、横浜アリーナで行われた。功労選手賞には青山敏弘さん、伊東輝悦さん、柿谷曜一朗さん、興梠慎三さん、高萩洋次郎さん、豊田陽平さん、本間幸司さん、丸橋祐介さん、森脇良太さん、山瀬功治さん、ランゲラックが選ばれた。鹿島、浦和などで活躍し、J1歴代2位の通算168得点を誇る興梠さんは「1人だけではここまでやってこられなかった。感謝しかない」と喜びを示した。

 2005年から12年まで過ごした古巣は、今年9年ぶりのリーグ優勝を達成した。鹿島で7つのタイトルを獲得した興梠さんは「常に優勝争いしているから、そんなにたっていないように感じる。僕自身もうれしい。特に終盤での勝負強さが光ったし、鹿島らしいなというのが随所に出ていた」と祝福。「日頃のトレーニングから1人1人がしっかりとサブ組も含めてするし、Jの他のチームと対戦するよりも紅白戦で勝つ方が難しいくらい。バチバチな感じが、大事なところで結果として出る」と自身の在籍時の経験を回顧した。

 昨季、浦和で現役を引退し、今季は浦和のパートナー営業担当に就任。ピッチを離れ、クラブを裏方として支えている。この日のJリーグアウォーズに浦和の選手の名前はなく、優勝した鹿島の選手が全員参加した光景を見て「選手時代、優勝したチーム全員が来られるのがうらやましかった。来年こそは浦和レッズがこの舞台に来られるようにと思っています」とエールを送った。