Jリーグの年間表彰「Jリーグアウォーズ」が11日、横浜アリーナで行われた。特別表彰として、セルジオ越後氏、ラモス瑠偉氏…

 Jリーグの年間表彰「Jリーグアウォーズ」が11日、横浜アリーナで行われた。特別表彰として、セルジオ越後氏、ラモス瑠偉氏、木村和司氏がチェアマン特別賞を受賞した。

 壇上に上がった3人のうち、木村氏は車いす姿で花束を受け取った。木村氏が「こんばんは、ありがとう」とあいさつした後、言葉に詰まった場面では、ラモス氏がすぐにフォロー。

 ラモス氏「和司、シャイなところがありまして、なかなかしゃべれないんですよ。本当に昔からシャイで、ピッチの中では天才だけど、ピッチから離れるとどうしようもないんですよ(笑い)。

 一つだけ、言わせてもらいます。(Jリーグ)開幕の時、もちろん勝ちたかったし、とくにマリノスに勝ちたかったけど、負けてしまった。最後、和司からの一言で、私は救われたと思う。『結果やない。ワシら、この舞台で、6万人の前でプレーできた。ワシらは幸せやで』と言ってくれた」

 ラモス氏のスピーチに場内から大きな拍手が起こり、木村氏も「覚えてる」と大きくうなずいた。

 ラモス氏は「あの時は(ヴェルディが負けて)落ち込んでいたから、本当に良かった。ありがとう」と改めて感謝していた。