◆香港マイル・G1(12月14日、香港シャティン競馬場・芝1600メートル)追い切り=12月11日、シャティン競馬場 牝…
◆香港マイル・G1(12月14日、香港シャティン競馬場・芝1600メートル)追い切り=12月11日、シャティン競馬場
牝馬2冠馬のエンブロイダリー(牝3歳、美浦・森一誠厩舎、父アドマイヤマーズ)が、決戦の地で軽快な動きを見せた。
向こう正面からスタートした芝での追い切りは終始スムーズ。最後まで鞍上の手が動くことなく、6ハロン81秒0―ラスト2ハロン23秒0。牝馬らしく軽やかな身のこなしで駆け抜けた。森一調教師は「しっかり仕上げてきているのでメンタル面を整えながら。しまいも気分よく走れていい動きだったと思います」と順調さをアピールする。
2000メートルでもG1を勝っているが、香港マイルを選択。「一番、力を出せるのがこの距離かなと思います。2000メートルでは少しソフトな仕上げをしていましたが、今回は一歩踏み込んだ調整ができています」と距離適性に加えてレースに向かう段階からも距離短縮の効果を感じている。
14頭立ての10番ゲートに「極端な内外じゃなければどこでもいいと思っていたので、いい枠ではないかなと思います」と指揮官。3歳牝馬のチャンピオンとして世界と対峙(たいじ)する。