◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)ファン投票最終発表=12月11日 アドマイヤテラ…

◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)ファン投票最終発表=12月11日

 アドマイヤテラ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父レイデオロ)が第2回中間発表から大きく順位を上げ、第1回特別登録を行った馬のうち、得票数の多い上位10頭に与えられる優先出走権をほぼ手中にした。

 賞金での出走がまだ微妙な情勢だったアドマイヤテラは先週の第2回中間発表まで7775票で第49位だった。しかし、投票期間中に行われたジャパンCで発馬直後に落馬した後、カラ馬でレースを走り、世界レコードで勝ったカランダガンより前の「先頭」でゴールしたことで注目を集め、最終発表では3万3328票の31位にジャンプアップ。さらに、前回では出走意思のある馬の中では13~14位だったが、最終発表で8~9位(本紙調べ)となり、出走が「当確」となった。

 この日、坂路で54秒7―12秒8とレース後初となる時計をマーク。「レース後もすぐにつかまったし、状態面に問題ありません。やはり、グランプリですから、ファン投票で選ばれることは光栄ですし、ありがたいですね」と友道調教師はファンに感謝した。