◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)2週前追い切り=12月11日、栗東トレセン 春秋…
◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)2週前追い切り=12月11日、栗東トレセン
春秋グランプリ制覇を狙うメイショウタバル(牡4歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)が栗東・CWコースで力強く駆けた。ヤブサメ(4歳オープン)を3馬身追走し、4コーナーでは内から馬体を併せるとラスト1ハロンは11秒9(6ハロン80秒6)と余力十分に2馬身先着した。
「いつも通りの調教メニュー。以前よりムキになって走る感じも年齢とともに解消されている」と精神面の成長も伝えた石橋調教師。前走の天皇賞・秋は前半1000メートルは1分2秒0のスローペースの逃げ。不得手な瞬発力勝負で6着に終わったが、500メートル距離延長される大一番に向け、その経験が生きそうだ。「あそこまでペースが落とせたことに驚いた。結果は別として、これから先を見据えると良かった」とトレーナー。トリッキーな中山2500メートルは、宝塚記念を制した阪神内回り2200メートルと似通った舞台設定。武豊騎手を背に絶妙な逃げでライバルたちの追い上げを封じ込む。