2年連続世界一に貢献も…守備に課題 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は10日(日本時間11日)、ドジャースのテ…
2年連続世界一に貢献も…守備に課題
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は10日(日本時間11日)、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手のトレード候補先にロイヤルズが挙がっていると伝えた。ロイヤルズは今季ア・リーグ中地区で3位に終わり、ポストシーズン進出を逃していた。
同メディアのケイティ・ウー記者とファビアン・アルタヤ記者は、「リーグ関係者によるとロイヤルズは打撃力のある一塁手か外野手(の獲得)を切望しており、テオスカー・ヘルナンデスに関心を示しているという」と公開した記事で伝えた。
記事では、ドジャースがT.ヘルナンデスのトレードを慎重に検討していることにも言及し、ブランドン・ゴームズGMのコメントも紹介。ゴームズGMは8日(同9日)、ウインターミーティングで右翼手のトレードについて聞かれた際、「現実的ではないように感じている」と答えていたが、T.ヘルナンデスの守備力は、ワールドシリーズ3連覇を目指すうえで大きな課題となっている。
今季ロイヤルズのチームOPSは.706で、メジャー30球団中19位。右翼は“大谷2世”として知られるジャック・カグリオーン外野手が務めるが、1年目のシーズンは打率.157、本塁打7、18打点に終わった。中堅のカイル・イズベル外野手、左翼のタイラー・トルバート外野手も実績が少なく、得点力向上は来季の課題となっていただけに、メジャー通算217本塁打、OPS.800のT.ヘルナンデスは課題解消に適した選手といえる。
33歳のT.ヘルナンデスは今季、打率.247、25本塁打、89打点、OPS.738をマーク。移籍1年目の2024年に続きドジャース打線を支えたが、右翼守備では拙守が目立つことも多く、守備力改善は急務の課題となっていた。(Full-Count編集部)