WEリーグの長野に加入する常葉大橘女子サッカー部のFW松浦芽育子(3年)が決意を新たにした。9日に静岡市内の同校で仮契約…
WEリーグの長野に加入する常葉大橘女子サッカー部のFW松浦芽育子(3年)が決意を新たにした。
9日に静岡市内の同校で仮契約を結び、会見。「新たなスタートになる。より一層、結果にもこだわって覚悟と責任を持ってチームのためにプレーしたい。1日でも早くサポーターの方々に顔と名前を覚えてもらえるように、ピッチ上で自分らしさを表現していきたい」と抱負を述べた。同校から高卒でのWEリーグ入りはMF榊原琴乃(21=浦和)以来2人目となった。
入学当初からエースとして活躍した松浦。決定力に加えてゲームメーク力にも優れ、攻撃の中心を担ってきた。高校2年時にはU-17日本代表にも選出された。長野の青木強化部長は「ボールを受ける時に、かなり広い視野を持ってやっている。攻撃の良いアクセントになるのではと思っている。(WEリーグのピッチでの)いち早いプレーを期待している」と話した。
1つの夢を実現させたストライカー。12月29日からは高校最後の全日本選手権が始まり、30日の2回戦で初戦を迎える。今夏の全国総体では準優勝に終わり、悲願の日本一へ気持ちも高まる。「目標は全国制覇。総体のリベンジをしたい。今よりもマークは厳しくなるかもしれないけど、その中でも結果を残す選手が生き残っていくと思う。1試合1点はマスト」と活躍を誓った。【前田和哉】
◆松浦芽育子(まつうら・めいこ)2007年(平19)6月23日生まれ、焼津市出身。小1から兄の影響を受けてラガッツァ焼津でサッカーを始める。中学から常葉大橘。右利き。家族は両親と兄。164センチ、55キロ。血液型A。