<カーリング五輪最終予選:日本7-3ニュージーランド>◇9日(日本時間10日)◇男子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ【ケロウ…
<カーリング五輪最終予選:日本7-3ニュージーランド>◇9日(日本時間10日)◇男子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ
【ケロウナ(カナダ)=飯岡大暉】カーリングの26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)最終予選で、男子日本代表SC軽井沢クラブが4勝目を挙げた。ニュージーランドに7-3で勝利し、4勝2敗。上位3位のプレーオフ(PO)進出へ望みをつないだ。
第2エンド(E)に1点先制し、第4Eと第6Eにそれぞれ2点を加点。第8Eに1点加え、第9Eに1点スチールしたところで相手が負けを認めた。
スキップ山口剛史(41)は「チームは全てが完璧にいっているわけじゃない。相当苦しんでいるけど、少しずつ自分たちに成長できる部分を見つけながら1個ずつ進んでいる。今日も入りが少し悪かったけど、悪い流れは早めに切れて、しっかり自分たちのペースに持ち込めた」と振り返った。
7大会連続五輪出場中の女子に対し、男子は自国開催の98年長野、18年平昌の2回のみ。2大会ぶり3度目の五輪に向けたラストチャンスに臨んでいる。
中国が6連勝でトップ。5勝1敗の米国とともにPO進出を決めた。残りは1枠で、日本は4勝2敗で3位。この日はオランダ、フィリピンがともに敗れて3勝3敗となり、4位に転落した。
次は10日午前9時(日本時間11日午前2時)から、1次L最終戦となる中国(9位)戦に臨む。勝てばPOに進出できる。
10月に銅メダルを獲得したパンコンチネンタル選手権では、中国に2連勝。リード小泉聡(37)も「相性がいい。いいイメージがある」と自信を見せる。
山口は「このチームですごく高い山を登って、その先の五輪に行きたい思いが強い。このチームだからこそ世界のトップを狙える。明日も自分たちらしさをもっともっと出して、燃えながらプレーしたい」と意気込んだ。
◆男子SC軽井沢クラブの日程 ※日本の世界ランクは10位
7日午前2時 2●5米国(6位)
7日午後0時 7○5オランダ(13位)
8日午前7時 10○7ポーランド(33位)
9日午前2時 8○5韓国(12位)
9日午後0時 7●9フィリピン(38位)
10日午前7時 7○3ニュージーランド(19位)
11日午前2時 中国(9位)
11日午後0時 PO(1):予選1位×2位
12日午前8時 PO(2):(1)敗者×予選3位