◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル) あと一歩が果てしなく遠い。ウィルソン…
◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)
あと一歩が果てしなく遠い。ウィルソンテソーロは砂上の頂上決戦で3年連続の2着。昨年と同じ鼻差だが、約10センチ差は約9センチ差になった。「力を示してくれました」と高木調教師。昨年以上に勝ち馬へ詰め寄った愛馬の走りをねぎらった。
道中は馬群の中で中団を追走。直線で内に進路を取ると、川田は右ステッキを振り下ろし、全力で手綱を押す。ほぼ完璧なエスコート。しかし、主戦は「彼らしい素晴らしい走りをしてくれましたが、3年連続の2着。勝たせられなくて、申し訳ないです」と敗戦の責任を背負い込んだ。
来年はサウジC(2月14日、キングアブドゥルアジーズ競馬場)に登録し、現役を続ける予定だ。「惜しかった。取れないタイトルですね」と悔しさをにじませたトレーナー。さらに進化した姿で、来年こそ最高の結果を出す。(山本 武志)