2026年ワールドカップ(W杯)の抽選会が行われ、組み合わせが決まった。日刊スポーツではサッカー担当の石川秀和記者が各組…

2026年ワールドカップ(W杯)の抽選会が行われ、組み合わせが決まった。日刊スポーツではサッカー担当の石川秀和記者が各組の本命◎、対抗〇、穴スコットランド

△ハイチ

【C組展望】W杯最多5度優勝のブラジルと前回4位のモロッコが2強。この2チームは初戦で対戦し、そこで勝った方が首位通過となりそう。日本がF組2位以内で勝ち上がった場合、ベスト32で対戦する可能性があるだけに、動向が気になるグループとなる。

◆ブラジル(23大会連続23度目)

世界ランク:5位

予選成績:南米 5位 8勝4分け6敗 24得点17失点

前回大会:8強

最高成績:優勝(58、62、70、94、02年)

W杯は第1回大会から23大会連続出場で、最多5度優勝。FWビニシウスら強力アタッカーを擁しながら、イタリア人の名将アンチェロッティ監督就任後も直近5試合で2勝1分け2敗と調子は上がらないが…。

◆モロッコ(3大会連続7度目)

世界ランク:11位

予選成績:アフリカE組 1位 8勝0分け0敗 22得点2失点

前回大会:4位

最高成績:4位(22年)

前回W杯はアフリカ勢で初めて4強入り。今回の予選はアフリカ勢最速で突破を決めた。昨季、パリ・サンジェルマンで欧州3冠の原動力になった右サイドバックのDFハキミは今年のアフリカ最優秀選手。

◆スコットランド(7大会ぶり9度目)

世界ランク:36位

予選成績:欧州C組 1位 4勝1分け1敗 13得点7失点

前回大会:不出場

最高成績:1次L(54、58、74、78、82、86、90、98)

欧州予選の最終戦でデンマークを4-2で下し、逆転で7大会ぶり9度目の本大会出場を決めた。リバプールでプレーする主将のDFロバートソンはW杯初出場。左サイドから果敢に攻め上がって好機に絡む。

◆ハイチ(13大会ぶり2度目)

世界ランク:84位

予選成績:北中米カリブ海C組 1位 3勝2分け1敗 9得点6失点

前回大会:不出場

最高成績:1次L(74年)

国内はギャングの犯罪が横行し、予選のホーム戦は自国外で行われた。24年8月の就任以降、ハイチを訪れたことがなかったフランス人のミニェ監督は「試合を重ねるごとに、強くなっている」と自信を示す。