2026年ワールドカップ(W杯)の抽選会が行われ、組み合わせが決まった。日刊スポーツではサッカー担当の石川秀和記者が各組…

2026年ワールドカップ(W杯)の抽選会が行われ、組み合わせが決まった。日刊スポーツではサッカー担当の石川秀和記者が各組の本命◎、対抗〇、穴カナダ

△カタール

【B組展望】欧州予選を無敗で突破したスイスは前回大会に続いて指揮するヤキン監督の下、戦いが安定している。W杯4度優勝のイタリアが欧州プレーオフを勝ち上がったとしてもスイスが本命。開催国カナダは3位での滑り込み突破を狙うことになりそうだ。

◆スイス(6大会連続13度目)

世界ランク:17位

予選成績:欧州B組1位 4勝2分け0敗 14得点2失点

前回大会:16強

最高成績:8強(34、38、54年)

33歳の主将MFジャカがチームを攻守に引っ張る。プレミアリーグのサンダーランドでは加入1季目で主力として快進撃を支える。W杯は自身4大会連続の出場で、54年大会以来72年ぶりとなる8強入りが目標。

◆カナダ(2大会連続3度目)

世界ランク:27位

予選成績:開催国、予選免除

前回大会:1次L

最高成績:1次L(86、22年)

セリエAの名門ユベントスに所属するエースFW、J・デービッドら総じて身体能力が高い。前回カタール大会は36年ぶりに本戦にして1次リーグ3戦全敗だった。通算6戦6敗。開催国として初勝利を目指す。

◆カタール(2大会連続2度目)

世界ランク:51位

予選成績:アジアPO 5勝2分け5敗 19得点25失点

前回大会:1次L

最高成績:1次L(22年)

自国開催の前回に続く2度目の出場。19年アジア杯得点王のFWアリは健在で、今回の予選で最多12得点を挙げた。レアル・マドリードを指揮したこともあるロペテギ監督が5月に就任して本大会出場を決めた。

◆欧州プレーオフA組

3月26日

<1>イタリア(I組2位、世界ランク12位)-北アイルランド(A組3位、世界ランク69位)

<2>ウェールズ(J組2位、世界ランク32位)-ボスニア・ヘルツェゴビナ(H組2位、世界ランク71位)

3月31日

<1>と<2>の勝者

展望 3大会ぶりのW杯を目指すイタリアが大本命。W杯4度優勝の強豪国は、出場を逃した過去2大会同様、プレーオフに回ったが、インテル・ミラノDFディマルコは「出場権獲得は義務」と決意を語った。