「明治安田J1、鹿島2-1横浜M」(6日、メルカリスタジアム) 自力優勝に王手をかけていた鹿島はホームで横浜Mを下し、…

 「明治安田J1、鹿島2-1横浜M」(6日、メルカリスタジアム)

 自力優勝に王手をかけていた鹿島はホームで横浜Mを下し、9季ぶり9度目の優勝を決めた。8季7冠を達成した川崎を退任し、今季から指揮を執った鬼木達監督(50)は史上初の複数クラブでのJ1優勝監督に。2ゴールのFWレオセアラ(30)は今季21ゴールで初の得点王に輝いた。

 0-0の前半20分、ゴール前でMF荒木が執念で浮かしたボールをFWレオセアラが押し込んで先制する。後半12分も右サイドからのクロスにレオセアラが頭で合わせて追加点。レオセアラはユニホームを脱いで喜びを爆発させた。その後は終盤に1点を返されるも高い集中力でリードを守り切り、歓喜の瞬間を向かえた。途中交代のレオセアラは終了前から涙。優勝決定後はFW鈴木優磨らがピッチ上で抱き合い、うれし泣きした。

 2017年、勝てば連覇だった最終節で引き分け、川崎に逆転Vを許した鹿島。当時ピッチに立っていたDF植田直通は「僕の一番印象に残っている試合。あのとき負けたからこそ、この勝利があったんだなと思える試合になる」と意気込んでいた通り、8年越しの雪辱を果たした。