阪神の岩崎優投手(34)が5日、静岡市立清水こども園を訪問し、玩具寄贈式に出席した。地元の子どもたちの喜ぶ姿を見て「も…
阪神の岩崎優投手(34)が5日、静岡市立清水こども園を訪問し、玩具寄贈式に出席した。地元の子どもたちの喜ぶ姿を見て「もっと頑張りたい」と奮起。藤川監督から来季も守護神としての起用を明言されている左腕は“被本塁打0”を誓った。さらに球団左腕では最多となる通算150セーブに向けても意気込みを語った。
岩崎はマウンドでは見せない、優しい笑顔で園児たちとのふれあいを楽しんだ。ストラックアウトの玩具を寄贈。お礼に歌をプレゼントしてくれた園児たちを温かく見守り、ストラックアウト、ドッジボールで一緒に遊んだ。
玩具の寄贈は5年目で「野球が身近になるような取り組みをこれからもしていきたい」と思いを語り、「すごい喜んでくれたのでもっと頑張りたい」と自身も活力をもらった。すでに来季も守護神としての起用を藤川監督から明言されている左腕。来季は「勝敗に直結するようなものを打たれないようにできたら」と“被本塁打0”を目指す。
今季は被本塁打1で、それは巨人戦初登板となった4月5日の東京ドームだった。3点リードの九回2死三塁で岡本に2ランを浴びた。ただ、リードは守り切り勝利を導いていた。唯一の一発も岩崎は「悔しくないです。勝ったので」と振り返る。僅差の場面での一発などは阻止し、来季も勝ちに徹するのみだ。くしくも開幕カードは東京ドームでの巨人戦。「チームとしても個人としてもいいスタートを切れるように」と意気込んだ。
今季は通算100セーブを達成し、150セーブへはあと30としている。「もちろんそういうところにいけたらいいとは思いますけど。あんまり遠くを見すぎずに、1個ずつ積み重ねていきたい」。球団左腕初となる150セーブを地に足着けて目指していく。
「(セーブは)勝敗にも直結するところ。しっかり責任感を持ってオフも過ごしていきたい」と守護神としての自覚も語った。来季もしっかり試合を締め、白星を呼び込んでいく。