楽天の新入団選手発表会見が5日、仙台市内のホテルで行われ、三木肇監督(48)、石井一久ゼネラルマネジャー(52)と新入団…

楽天の新入団選手発表会見が5日、仙台市内のホテルで行われ、三木肇監督(48)、石井一久ゼネラルマネジャー(52)と新入団選手12人が登壇した。秋田出身でドラフト2位の早大・伊藤樹投手(22)と福島出身でドラフト4位の学法石川・大栄利哉捕手(18)は、地元東北でプロ生活をスタートさせる喜びをかみしめながら飛躍を誓った。

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福島の星となる。福島・いわき出身で幼少期から楽天ファンだった大栄は「昨日(ユニホームを)試着して、本当に自分が憧れてたユニホームだったので、やっとこの舞台に立てたという気持ちになりました」。会見が始まる前は「(心臓が)バクバクだった」というが「宮城といえば伊達政宗」と刀を振るポーズで堂々と姿を現した。

U18日本代表にも選出された強肩強打の有望株だ。「肩の強さと逆方向にも長打が打てるのがアピールポイント」、将来的には「打てる捕手を目指していきたい」と決意表明。ルーキーイヤーの目標は「体作り」。「チームでいったらYG安田さんのような、大きい体を目指して頑張っていきたい」とプロで戦うためのベースアップに力を注ぐ。

壇上では以前から交流のあった伊藤樹と仲むつまじくする姿もみせた。「昨日も樹さんの方からコミュニケーション取ってきてくれて、すごくやりやすい環境をつくってくれたので、これからも長い付き合いになると思うんですけど、しっかりと仲良くさせていただきたい」と目を輝かせた。今までは「樹くん」と呼んでいたが「もう大先輩なので、“さん”のほうでいきたいと思います」と敬意を示した。

地元・福島の声援も力に変えていく。「歩いていると“頑張って”と声をかけられることもあります。自分を成長させてくれた東北の皆さんに、しっかりと恩返しというかたちで勇気づけられるようなプレーをしていきたい」。さらなる成長と熱いプレーで感謝を伝えていく。