日本高野連は5日、大阪市内で本年度の第5回理事会を開き、今年1月から「7イニング制等 高校野球の諸課題検討会議」で10回…

日本高野連は5日、大阪市内で本年度の第5回理事会を開き、今年1月から「7イニング制等 高校野球の諸課題検討会議」で10回にわたって議論してきた最終報告を公表した。

今春からビデオ検証を導入した東京6大学野球連盟の実態や大学野球でスマートフォンを利用してビデオ検証に取り組む事例も紹介されたが、審判員へのSNSでの誹謗(ひぼう)中傷問題への意見も踏まえ議論が重ねられた。その上で審判員へのリスペクトを基底とし、ビデオ検証を採用したとしても全ての判定が正しいものになるかは別として「部員たちへ、より正しい判定を返す」という考え方のもとで肯定的に捉えられた。「まずは、全国大会(選抜高等学校野球大会、全国高等学校野球選手権大会、明治神宮野球大会、軟式大会は対象外)でビデオ判定を実施し、都道府県大会での採用に際しての知見を蓄積していくため、本会議としてビデオ判定導入の方針となった」とした。

今後採用にあたっては、大会開催にあたる関係各所の理解と協力が必要なため、採用への条件が整った段階で理事会において審議する。