◇フィギュアスケート ジュニアグランプリ(GP)ファイナル 第1日(4日、名古屋・IGアリーナ) 女子ショートプログラム…

◇フィギュアスケート ジュニアグランプリ(GP)ファイナル 第1日(4日、名古屋・IGアリーナ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、全日本ジュニア女王の島田麻央(木下グループ)が73・45点。1位で大会4連覇へ好発進し「本番になると緊張して足が震えてしまったけど、自分らしさを忘れずに滑ろうと思った」とうなずいた。

 冒頭にダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を降りると、3回転ループ、後半の3回転ルッツ―トウループの連続ジャンプも成功させた。この日の演技前には、母から「慎重に守って跳ぶのは麻央じゃない。思いっきりいってきて」と背中を押されて好演技。「自分でもそうだなと思って跳びました」と、今季自己ベスト更新につなげた。

 上位4人はいずれも日本勢。そしてジュニアのSPでは跳べないルールの大技・トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器とするハイレベルな争いだ。4回転ジャンプも跳ぶ島田は「自分も跳ばなきゃ、と緊張してしまうけど、自分らしさというのは大技だけではないと思っているので。そこを出しつつ、大技も決められたら」と5日のフリーを見据えた。