関東大学サッカーリーグ1部の明大は3日、都内の駿河台キャンパスで、来季のJリーグ加入が内定しているMF島野怜(柏)、M…
関東大学サッカーリーグ1部の明大は3日、都内の駿河台キャンパスで、来季のJリーグ加入が内定しているMF島野怜(柏)、MF林晴己(鹿島)、FW真鍋隼虎(藤枝)、MF藤森颯太(山口)、MF三品直哉(鹿児島)のプロ内定者記者会見を開催した。
大学サッカー屈指のサイドアタッカーの林は、来季から鹿島に入団する。高い技術に加えて、ボランチでプレーすることがあるなど、万能性も併せ持つ21歳は「自分1人ではつかみ取れなかった夢。プレーで恩返しじゃないですけど、これからの活躍でお世話になった人たちに恩返しをし、鹿島のファン・サポーターにいい影響を与えられるように頑張っていきたい」と意気込んだ。
リーグ戦が中断していた今年7月には、クラブと相談した上で両すねの手術を行った。実は、高校2年時からコンパートメント症候群に悩まされており「(これまでは)シーズン中ずっと続くことはなかった。ただ、今年のシーズンが始まってからはずっと同じ症状で、何をしても改善せず、治ることがなかった」。2か月ほどの中断があること、そしてプロになった来季以降を見据えて決断した。手術から復帰した直後は多少の不安があったというが「今はだいぶ不安がなくなってきた。症状もほとんどないですし、思い切りやれている」と万全を強調した。
内定先の鹿島は最終節前の時点で首位。6日には最終節の横浜FM戦を控えており、9季ぶりの優勝へ最終局面を迎えている。自身のお手本の1人として挙げたエースFW鈴木優磨について問われると「あれくらいの選手になるためには鹿島でも愛されないといけないし、それなりのプレー、行動、発言が大事になってくる。自分らしさを追求していきたい」と言葉に力を込めた。